あゆミシュランガイド

小さい頃からの「外国で暮らす」夢を2009年5月から南仏モンペリエで叶えた私の生活報告及びお気に入りを紹介するブログ。

フランス

コロナ流行とマスク文化

お久しぶりです。

パソコンの前に長くいるのが苦手でついついブログをさぼる癖があります。

さぼってもだれにも迷惑が掛からないので問題ないですが。。。


日本も未だにコロナウィルス感染者が増える中、フランスも3月16日から5月11日までは外出制限措置がなされ、その後もマスク着用、手の消毒、ソーシャルディスタンスなどが慣習化しつつあります。

もともと日常でマスクをする習慣がないフランスでのマスク事情が面白いなと思ったので書きます。

日本では全国統一で同じ形、素材のマスクが一世帯につき二枚配布。でした。

こちらは、県、市のそれぞれから一人二枚ずつ、計四枚が無料で手に入りました。
確かにありがたい話なのかも。。。
しかし、市町村で形も素材もまちまち!!!
サイズが大きすぎたり、一見雑巾に見えたり、、なんだか。。。笑
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右がリヨン近郊に住んでいる親戚から分けてもらったもの。左がモンペリエ市配布マスクその1

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モンペリエ市配布マスク、その2。通称アヒルちゃん


日本で暮らす母に見せたら、
「おしゃれなおフランスの面影なしだね。」と。

見た目は仕方ないにしても、サイズも大きいし付け心地もあまりよくないので結局手作り。

家庭科の授業で基礎を学んだうえ、洋裁が身近な私たち日本人女子にとっては手作りマスクくらいはお茶の子さいさいです。
身の回りの人にも作ったので写真を撮って記録。
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同じ布製のマスクならかわいいほうがいいし、無料で配布されたマスクはフィルター効果があると謳っているので、解体して手作りの時の中芯に使用しました。
ミシンがなくともすぐにできます。
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7月20日からはすべての閉鎖空間の店舗と公共施設でのマスク着用が強制になったのでかわいいマスクでこのご時世を乗り切ろうと思います。

モンペリエを見守る聖人

こんにちは、
最近は涼しくなり、日も短くなり、夏の終わりを感じます。

相変わらず骨折が完治せず、アクティビティが限られている私が最近ハマっているのは、
モンペリエの聖人、守り神のような存在のサンロック(Saint Roch)です。

モンペリエにいらした事がある方やお住まいの方は、この名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
国鉄の駅の名前になっています。モンペリエ-サンロック駅。
他にもカフェ、バー、ホテルの名前にも付いています。

彼はキリスト教の聖人の一人で、生まれはモンペリエです。

1340年ごろに上流階級の家庭に生まれ、十代で親を亡くし、財産を貧しい人々に分け与え、自身は巡礼の旅にでました。
医学で有名なモンペリエ大学で学んだロックは、旅の先々で当時流行していたペストに侵された患者を治療して回りました。そんな中、とうとう彼もペストに。。。
ひっそりと一生を終えようと独り森の中で死を待っていた彼に奇跡が訪れます。
どこからか、一匹の犬が毎日パンを咥え届けてきたのです。
犬はその後ロックから離れることはありませんでした。
おかげで力を取り戻したロックはモンペリエへの帰路につきますが、当時のイタリアの内紛に巻き込まれ、スパイの濡れ衣を着せられ、投獄の末その生涯を終えました。


19世紀にロックを聖人として祀るために建てられたのがサンロック教会です。
ロックの像、ステンドグラス、聖遺物、巡礼時に使用していた杖が見られます。
教会入り口正面のステンドグラス。モンペリエのサンピエール大聖堂の前を愛犬と歩く聖ロック


その奇跡的なエピソードから、聖人ロックは「病気を治す」またその忠犬にちなんで「愛玩動物の守り神」としても親しまれています。

聖ロックの姿は、ペストの潰瘍がある脚を見せ、そのそばに犬が寄り添う形で必ず描かれます。

旧市街の邸宅中庭にあるレリーフ。彼の右脚に触ると病気が治るというご利益があるようです。



記念日は8月16日で、毎年お祭りが催され、聖ロックの像と聖遺物が教会から出されてパレードにて旧市街を一周します。

サンロック教会が自宅からとても近いので、今年初めてこのパレードを見に行ってきました。
お祭りを見に来る人々と共にたくさんのペットの姿も。




聖ロックの杖

聖遺物を収めた祭壇。その横にパレードで担がれた像も。
愛犬は常にそばを離れることなく寄り添う。


病気ではないけれど、私も怪我が早く治るようお願いしてみました!


郷に入って従ったスキンケア⑤

基本的にクレンジングの後のダブル洗顔はしないのですが、スペシャルケアとして取り入れています。

毎日湯船につかる日本での生活が恋しいですが、こちらでは週に一度くらい、バスタブにお湯をためて入っています。
バラの香りが付いた死海の塩を入れて発汗を促し、20分ほどリラックスすると毛穴も開いてきます。
そこを狙って、洗顔ブラシで毛穴までお掃除するという方法。
ブラシは、姉と広島旅行に行った際に購入した、熊野筆のハート形洗顔ブラシです。


ブラシをぬるま湯で湿らせ、オーガニックの石鹸を付けて手のひらで泡立て、円を描くように顔全体を洗います。気になる小鼻と頬の毛穴も念入りにくるくる優しくウォッシュ。とても気持ちが良いです。

もう一つのお気に入りは、クレイ(泥)パック。
モロッコのガスールなど、日本でも人気がありますね。
最近購入したのはこちら。


オーガニック商品専門店で様々なクレイパックがありました。
それこそいろんな色が、白、緑、赤、黄、、
私は乾燥肌用の赤を購入。3ユーロほど。
しかもこれはすでに水で練ってあるので、準備いらずでとても楽ちん。
チューブから出してそのまま顔に塗れます。十分置いて流すだけ。もちろん毛穴が開いている状態で、使っています。
肌が明るくなる、、、気がするんです。
でも、美容って、思い込みも大事だと思うので、たまにこのようなスペシャルケアで肌を甘やかすことは大切だ、と自分に言い聞かせています。


今までは「外側から」のスキンケアを紹介してきましたが、実際に「内側から」が本当に大事だと思っていますし、世の中の常識でもありますね。
いくら上質の基礎化粧品を使っても、メイクのテクニックがあっても、不摂生をしていてはすべてが台無し。

朝食を始め、三食バランスよく食べる。
不足しがちな繊維質、ビタミン、ミネラルを摂る意識をする(最近は玄米にはまっています)
旬の果物を食べる(今の季節は桃を毎日のように食べています)
水を十分に飲む
豆乳を飲む(お肌のきれいな友人が実践しているのを見習って。。)
よく眠る
程よい筋肉を保つ

脂肪分を摂りすぎない
糖分を摂りすぎない
就寝三時間前は何も食べない

もう長いこと、このようなことを自分の中のルールにして毎日を過ごしています。
同性の友達が、肌や健康状態を褒めてくれるのだとしたら、郷に入って従ったスキンケアが実を結んでいるのかな?と思いたいところです。




郷に入って従ったスキンケア④

どんなに疲れていても絶対に守ること、
それは、メイクをしたまま眠らないこと。

外に出たということは、ほこりや排気ガスも浴びて帰ってきたのだから、それらを落としてから寝床に入るべき。
シャワーで全身洗浄する気力がなくても、メイク落としは絶対にするようにしています。
南仏は乾燥している分、埃も舞いやすい、、



お湯でマスカラを落とす→ビオデルマのふき取り化粧水(朝使うのと同じもの)でメイク落とし→いつもの保湿
★アイメイクは綿棒にメイク落としを含ませてアイラインも残さず落とします。
★普段はダブル洗顔はしません。洗いすぎは乾燥を招く。



もう一つ大事なのは、髪をしっかりブラッシングすること。
外出時についた花粉やほこりを落としておかないとなんだか気持ち悪いし、肌にもよくないです。


本当は夜にシャワーかお風呂を済ませ、清潔な状態で寝るの理想ですが。


ヘアケアに関しては、
週に2、3回の洗い流すタイプのヘアパック、
又は入浴前に毛先にリペア用のヘアオイル(イヴロシェで見つけました。)をなじませて、最低10分ほど置いてからいつものシャンプー。いわゆる「シャンプー前トリートメント法」です!お風呂場でヘアパックをなじませている時間が嫌という方にはこの方法がおすすめです。

シャンプーは、アトピーもちで敏感肌なので、低刺激性でかゆみ防止効果がある薬用シャンプーを愛用しています。ラウレス硫酸なんとかが入っていないものでビオデルマです。
いわゆるリンスやコンディショナーというものは使っていません。
シャンプーだけの日もあります。薬用シャンプーを泡立てた状態で、歯磨きをしながら五分ほど馴染ませるだけでも、洗い流すときの髪の軋みが気になりません。
乾燥が気になるときは、ココナッツオイルを少量揉み込んでいます。

髪を切るのも年に一度か二度、帰国したときに幼馴染みの美容師にお任せしています。
それでも髪の毛のトラブルはほとんど無いので、ケアは最低限にとどめています。


第5弾はスペシャルケア☆

大自然の彫刻と癒しの滝

この夏、バカンスで遠出する予定はないけれど、
週末を使ってちょっと涼をとりに行こうということで、
お隣の県にある、滝が素晴らしいスポットに出かけてみました。

les Cascades du Sautadet(ソタデの滝)

モンペリエからは、高速道路A9をつかって22番出口、渋滞がなければ一時間半で着きます。

南仏独特の石灰質の岩場が川の水の浸食によって削られ、見事な滝を形成し、その姿を見ようと訪れる観光客はたくさん。
日本に多い鬱蒼とした森の中にある滝とは雰囲気が違いますが、生い茂る緑がない滝の姿もまた、「別の惑星」を訪れたようで素敵です。

夏は特に、込み合うので、早朝から行くのがおすすめです。
私たちはモンペリエを朝7時半に出発し、9時に現地到着、11時には引き上げるといった感じで正解でした。11時ごろから一気に人が増え始めるので。

ただ、少し残念だったのは、ゴミや吸い殻が結構あったこと。。。
夏は水が少ない時期でそれらを流す力もないし、水の流れも遅く、停滞しがち。
そのせいか、水質も最高とは言えませんでした。なんともマナーの悪い人たちがいることが残念。。
しかし、悠々と泳ぐ魚やカエルはたくましく暮らしています。

一見の価値がある自然スポットです。
ちなみに、滝の近くは遊泳禁止となっています。
それでも泳いでいる人はいました。
見張っている人がいないので自己責任なんですね。
でもごつごつした岩の滝つぼ群は、一歩間違えれば命を落とす危険があります。

安全に泳ぎたい人は少し下流へ行くと、砂利の浜があるのでそこならばお子様連れも安心です。
フランスで運転できる方、あるいは車を出せる友人がいる方は是非行ってみるといいと思います!

海水や砂が苦手な方に、川での遊泳は最適です。



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