あゆミシュランガイド

小さい頃からの「外国で暮らす」夢を2009年5月から南仏モンペリエで叶えた私の生活報告及びお気に入りを紹介するブログ。

フランスでワクチン接種

先日、破傷風のワクチン接種をした。

現在、大学で考古学を学んでいる私は、この夏人生で初の遺跡発掘に参加する。
住んでいる街モンペリエから車で20分ほどの海辺の小さな町ヴィルヌーヴ・レ・マグローヌ(Villeneuve-lès-Maguelone)にある中世の遺跡で二週間。

発掘作業は土を触るため、土壌に潜む破傷風ウィルスに感染しないよう、参加者はワクチンでの免疫が有効であることが絶対条件だ。
破傷風はフランス語でTétanosと言い、最初何のことかわからず調べたところ、「破傷風」。
あぁ、なんか聞いたことある。。。ワクチン接種なんかしたかな?と記憶にないほどの幼少期以来。。
成人は20年に一度でいいとは言っても、20年以上たっているだろうと確信があったため今回接種することに。

こちらでは、かかりつけの内科医のところで接種してもらえる。
その流れがなんだか面白かったのでご紹介。

まずはいつも通り、風邪でお世話になる時と同じように診察の予約。
最近はインターネットで簡単に予約ができるので便利。
一般的な流れとしては、
診察当日、先生にワクチン接種したい旨を伝え、薬局でワクチンを買うための処方箋を書いてもらう。同時に接種のために次回の診察予約を取る。
処方箋を持って薬局でワクチンを購入し、接種の日までワクチンが傷まないように冷蔵庫で保管する。
自分でワクチンを買いに行き、それを持って行って打ってもらうというのが日本にはない感じで(少なくとも私はそんな経験はしたことがない)ので斬新だなと感じた。
しかし二回病院の予約を取らなければならないことが面倒だ。急いでいる場合は特に。。。

ちなみに私は運がよく、先生が診療所の冷蔵庫に破傷風ワクチンのストックを持っていたため、
「今すぐに接種できるから、この後薬局で新しいのを手に入れたら診療所の入り口の暖房器具の上に置いておいてくれればいいよ。」と言うことで二度手間にはならずに済んだ。
先に打ってもらって、使った分を買ってお返しするという流れ。

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破傷風単独のワクチンは無く、これはジフテリアと百日咳との三種混合ワクチンです。


小さい頃あんなに恐怖を感じた注射も、今はだいぶ針が細くなったせいか、先生が上手なのか、ちっとも痛くない上、一瞬で終わった。
最後に、「ワクチン接種手帳」(Carnet de vaccins) なるものに、次回の接種予定年を20年後である「2040」と記してもらい、終了。

ワクチンも、接種のための診察料も社会保険と任意で入っている保険で賄われ、負担額は0ユーロ。
それを日本にいる姉に話したら、「この際一通りワクチン接種し直しなよ!」と言われました。
日本には自費のワクチンも結構あるからと。。
確かに一理ありますね。

とりあえずは、
発掘に向けて準備ばっちり。


ジブリ愛が止まらない

ジブリ映画が昔から好きです。

今、全国の9大都市の映画館で、ジブリ映画が見られるようですね。

私事ではありますが、フランスのNetflixで、すべてのジブリ作品が見放題で何とも幸せな昨今。

ストーリーや魅力的な登場人物はさることながら、スタジオジブリさんの自分の中での魅力は、食べ物と景色の描写!!!!
「ジブリ飯」という言葉が生まれるほど、ジブリ作品はお腹がすくシーンが多いと思います。
中でもお気に入りは、「コクリコ坂」で海ちゃんが作るアジフライと、「ハウルの動く城」でソフィとハウルが作る朝食のベーコンエッグ。。。
思い出すだけで食欲が沸きます。
そんな私の最近の朝食は田舎パンのスライスにスクランブルエッグ(目玉焼きはちょっと苦手なので)、カリカリに焼いたベーコンとチーズ!!!
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もはやこの朝食を食べるために朝ランをしていると言っても過言ではないです。

景色の描写に関しては、なんというか、すべてが素晴らしい。。。
ヨーロッパが舞台の「ハウルの動く城」や「魔女の宅急便」、「紅の豚」を見れば、自分がいま暮らしている環境と重ね合わせることができるし、日本が舞台の映画ならば、懐かしき恋しき故郷を感じることができて、これはまた幸せなのです。
夫の実家がある南仏のセート(Sete)という海辺の町は、モデルになったわけではないけどキキとジジが暮らした海辺の町に似ています(きっとヨーロッパの坂がある海辺の町はどこも魔女宅風なんだと思いますが。。。)
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「耳をすませば」の舞台である聖蹟桜ヶ丘は実家がある町田市から近いこともあり、何度か行ったことがあってとても身近に感じられます。
お気に入りのお出かけスポットである横浜の風景は、時代こそ違えどコクリコ坂を見れば浸れるし。。
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大好きな横浜の風景。山下公園ですね♪

「崖の上のポニョ」の色鉛筆で描いた様な風景のタッチは本当にかわいらしくも不思議とアニメーションとのバランスも良くて素敵ですね。

そういえば何年か前に、「千と千尋の神隠し」の舞台の一つになったと言われている台湾の九份と群馬県の四万温泉の積善館を見に行きました。


少しずつでもいいからジブリの聖地巡りをしたい!
「もののけ姫」の屋久島も「思い出のマーニー」の釧路湿原も。。。

ところで、日本とフランスで人気作品が異なることが面白いですね。

日本で必ず上位内に常に入る「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」はフランスでは上位にはなかなか入りません。
「ハウルの動く城」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」が根強い人気なのは両国で共通しているみたいです。

金曜ロードショーで子供のころから見てきたジブリ映画ですが、大人になってじっくり見返すとさらに感動や発見をおぼえます。
楽しく見ながらも各作品で「教訓」となるメッセージも受け取ることができるスタジオジブリの映画がこの先も大人から子供までに愛され、受け継がれていくといいなと思います。☺️☺️

コロナ流行とマスク文化

お久しぶりです。

パソコンの前に長くいるのが苦手でついついブログをさぼる癖があります。

さぼってもだれにも迷惑が掛からないので問題ないですが。。。


日本も未だにコロナウィルス感染者が増える中、フランスも3月16日から5月11日までは外出制限措置がなされ、その後もマスク着用、手の消毒、ソーシャルディスタンスなどが慣習化しつつあります。

もともと日常でマスクをする習慣がないフランスでのマスク事情が面白いなと思ったので書きます。

日本では全国統一で同じ形、素材のマスクが一世帯につき二枚配布。でした。

こちらは、県、市のそれぞれから一人二枚ずつ、計四枚が無料で手に入りました。
確かにありがたい話なのかも。。。
しかし、市町村で形も素材もまちまち!!!
サイズが大きすぎたり、一見雑巾に見えたり、、なんだか。。。笑
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右がリヨン近郊に住んでいる親戚から分けてもらったもの。左がモンペリエ市配布マスクその1

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モンペリエ市配布マスク、その2。通称アヒルちゃん


日本で暮らす母に見せたら、
「おしゃれなおフランスの面影なしだね。」と。

見た目は仕方ないにしても、サイズも大きいし付け心地もあまりよくないので結局手作り。

家庭科の授業で基礎を学んだうえ、洋裁が身近な私たち日本人女子にとっては手作りマスクくらいはお茶の子さいさいです。
身の回りの人にも作ったので写真を撮って記録。
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同じ布製のマスクならかわいいほうがいいし、無料で配布されたマスクはフィルター効果があると謳っているので、解体して手作りの時の中芯に使用しました。
ミシンがなくともすぐにできます。
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7月20日からはすべての閉鎖空間の店舗と公共施設でのマスク着用が強制になったのでかわいいマスクでこのご時世を乗り切ろうと思います。
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