言わずと知れたフランスの火山地帯
ヨーロッパで火山というと、ナポリのヴェスヴィオス、シチリアのエトナ、またはアイスランドなどが思い浮かぶが、フランス本土にも火山は存在する。
かの有名な天然水Volvicが採取できる、中央山塊のオーヴェルニュ(Auvergne) 地方の火山地帯だ。
一帯には、約11000年前に形成されたピュイ・ド・ドーム (Puy de Dôme) を中心に南北におよそ80の火砕丘(噴火によって形成された山)が広がる。
航空写真や地形図で見るとわかりやすく、ポコポコと円錐型の山々が連なっている。
その一つ一つは、富士山のような黒っぽい姿ではなく、Volvicのパッケージそのものの、緑に覆われ、頂上にクレーターを携えた低めの山(ピュイ・ド・ドームは1465m)。
この休火山地帯は国立公園及びユネスコの自然遺産にも指定されている。
地学の中でも火山学は特に好きだったので、兼ねてからこの山々でハイキングをしてみたかった。
この度、念願叶ってオーヴェルニュ地方ピュイ・ド・ドーム県のクレルモン=フェランを拠点に、3泊4日で火山、滝、湖、古城や村を回り、地元のグルメも堪能した。
本当に気に入ったしフランス旅行上級者(もうパリもニースも行ったという方々)には是非とも訪れて欲しい地方なのでじっくり紹介したい。
1日目
モンペリエからは、高速道路A75経由で約3時間半。
公共交通機関で行けないわけではないが、一旦TGVでリヨンに行ってからバスに乗るので5時間半ほどかかってしまう。
現地に着いてからの便を考慮しても車で行くことを勧める。
初日にまず訪れたのは一番有名なピュイ・ド・ドーム。
麓の駐車場は無料。オーヴェルニュ観光中に訪れた場所はどこも無料だった。
もちろんクレルモン=フェランの街中以外は。
この山だけは登山電車で頂上まで行くことができるので、お年寄りや障害がある方、小さなお子様連れの場合でも安心。
電車は麓の観光案内所の自動販売機または窓口で購入する。
2023年9月現在は、大人の往復料金は17.90€。
ただし10月から3月はオフシーズンなので16.50€。
時刻はシーズンやバカンス時期によって20分間隔から1時間間隔になるのでこちらを参考に。
せっかくだからこの登山電車に乗ってみた。
乗車時間は約15分で、のんびりと景色を堪能しながら登っていく。
頂上での遊歩道もしっかり整備されているし、簡単なカフェ、観光案内所、ピクニックスペース、そしてローマ帝国時代の神殿の説明と展示が見られる施設もある。
ピュイ・ド・ドームが火山連続地帯のほぼ中央に位置するため、360度のパノラマを楽しみながら今後訪れたい山を考えることもできる。
ちなみにここはパラグライダーの聖地でもある。
タンデムでの体験もできるし、マイパラシュートを持った人々も見かけた。
私たちが行った日はカラッと晴れて、風もない最高のコンディションだったのでとても気持ちよさそうだった。
頂上、パラグライダー、そして月
登山電車のお陰で体力を温存できたので次の山は自力で登る。
ピュイ・ド・パリウ (Puy de Pariou) という、一帯で一番の美しさを誇るクレーターを持つ山へ。
森の山道を歩いて40分ほどで頂上にたどり着いた。
ピュイ・ド・ドーム同様、頂上付近は気が敢えて切られていて、羊の放牧にも利用されているため拓けた景色と青い空が広がる。
美しいクレーターの向こう側に先ほどまでいたピュイ・ド・ドームも望めた。
そのあとは三泊お世話になる民宿へ。
クレルモンの街中ではなく、西側のデュルトル (Durtol) という村にある宿にした。
口コミが非常に良かったし、値段も手ごろで、無料駐車場があるという点で選んだ。
クレルモンと火山地帯の間に位置するため、観光の移動もしやすい。
部屋はとても清潔だし、宿のオーナーは到着後さっそく周辺のおすすめ観光スポットとクレルモンのおすすめレストランを紹介してくれたし、日中のハイキングで消費する水を冷やすために冷蔵庫に預かってくれたりととても親切だった。
朝食のメニューも暖かい飲み物、オレンジジュース、ミネラルウォーター、フルーツ、バゲット、クロワッサン、卵(調理法は半熟、スクランブル、目玉焼きなどからリクエストできる)、ヨーグルト、バター、ジャムと盛りだくさんで、朝食が三食の中で一番好きな私にとってはとてもありがたかった。
そして朝食を食べるテラスからの眺めも最高。
Durtolが大きな断層から形成された丘の上に位置するため、目下にクレルモンの街を眺められるのだ。
本当にいい宿だったのでお勧めする(villa volcano)。
寝心地の良いベッドで体を休めて
2日目の冒険へと続く。。。
ヨーロッパで火山というと、ナポリのヴェスヴィオス、シチリアのエトナ、またはアイスランドなどが思い浮かぶが、フランス本土にも火山は存在する。
かの有名な天然水Volvicが採取できる、中央山塊のオーヴェルニュ(Auvergne) 地方の火山地帯だ。
一帯には、約11000年前に形成されたピュイ・ド・ドーム (Puy de Dôme) を中心に南北におよそ80の火砕丘(噴火によって形成された山)が広がる。
航空写真や地形図で見るとわかりやすく、ポコポコと円錐型の山々が連なっている。
その一つ一つは、富士山のような黒っぽい姿ではなく、Volvicのパッケージそのものの、緑に覆われ、頂上にクレーターを携えた低めの山(ピュイ・ド・ドームは1465m)。
この休火山地帯は国立公園及びユネスコの自然遺産にも指定されている。
地学の中でも火山学は特に好きだったので、兼ねてからこの山々でハイキングをしてみたかった。
この度、念願叶ってオーヴェルニュ地方ピュイ・ド・ドーム県のクレルモン=フェランを拠点に、3泊4日で火山、滝、湖、古城や村を回り、地元のグルメも堪能した。
本当に気に入ったしフランス旅行上級者(もうパリもニースも行ったという方々)には是非とも訪れて欲しい地方なのでじっくり紹介したい。
1日目
モンペリエからは、高速道路A75経由で約3時間半。
公共交通機関で行けないわけではないが、一旦TGVでリヨンに行ってからバスに乗るので5時間半ほどかかってしまう。
現地に着いてからの便を考慮しても車で行くことを勧める。
初日にまず訪れたのは一番有名なピュイ・ド・ドーム。
麓の駐車場は無料。オーヴェルニュ観光中に訪れた場所はどこも無料だった。
もちろんクレルモン=フェランの街中以外は。
この山だけは登山電車で頂上まで行くことができるので、お年寄りや障害がある方、小さなお子様連れの場合でも安心。
電車は麓の観光案内所の自動販売機または窓口で購入する。
2023年9月現在は、大人の往復料金は17.90€。
ただし10月から3月はオフシーズンなので16.50€。
時刻はシーズンやバカンス時期によって20分間隔から1時間間隔になるのでこちらを参考に。
せっかくだからこの登山電車に乗ってみた。
乗車時間は約15分で、のんびりと景色を堪能しながら登っていく。
頂上での遊歩道もしっかり整備されているし、簡単なカフェ、観光案内所、ピクニックスペース、そしてローマ帝国時代の神殿の説明と展示が見られる施設もある。
ピュイ・ド・ドームが火山連続地帯のほぼ中央に位置するため、360度のパノラマを楽しみながら今後訪れたい山を考えることもできる。
ちなみにここはパラグライダーの聖地でもある。
タンデムでの体験もできるし、マイパラシュートを持った人々も見かけた。
私たちが行った日はカラッと晴れて、風もない最高のコンディションだったのでとても気持ちよさそうだった。
頂上、パラグライダー、そして月
登山電車のお陰で体力を温存できたので次の山は自力で登る。
ピュイ・ド・パリウ (Puy de Pariou) という、一帯で一番の美しさを誇るクレーターを持つ山へ。
森の山道を歩いて40分ほどで頂上にたどり着いた。
ピュイ・ド・ドーム同様、頂上付近は気が敢えて切られていて、羊の放牧にも利用されているため拓けた景色と青い空が広がる。
美しいクレーターの向こう側に先ほどまでいたピュイ・ド・ドームも望めた。
そのあとは三泊お世話になる民宿へ。
クレルモンの街中ではなく、西側のデュルトル (Durtol) という村にある宿にした。
口コミが非常に良かったし、値段も手ごろで、無料駐車場があるという点で選んだ。
クレルモンと火山地帯の間に位置するため、観光の移動もしやすい。
部屋はとても清潔だし、宿のオーナーは到着後さっそく周辺のおすすめ観光スポットとクレルモンのおすすめレストランを紹介してくれたし、日中のハイキングで消費する水を冷やすために冷蔵庫に預かってくれたりととても親切だった。
朝食のメニューも暖かい飲み物、オレンジジュース、ミネラルウォーター、フルーツ、バゲット、クロワッサン、卵(調理法は半熟、スクランブル、目玉焼きなどからリクエストできる)、ヨーグルト、バター、ジャムと盛りだくさんで、朝食が三食の中で一番好きな私にとってはとてもありがたかった。
そして朝食を食べるテラスからの眺めも最高。
Durtolが大きな断層から形成された丘の上に位置するため、目下にクレルモンの街を眺められるのだ。
本当にいい宿だったのでお勧めする(villa volcano)。
寝心地の良いベッドで体を休めて
2日目の冒険へと続く。。。